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【つくプロ!】プロフェッショナル 輝くつくば人に学ぶ

つくばでワインをつくりたい! Bee's Knees Vineyards(ビーズニーズヴィンヤーズ)代表 今村 ことよさん

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こんにちは、つくプロ!の宮内です。本日はよろしくお願いいたします。

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よろしくお願いします。

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今村さんの経歴を教えてください。

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私は筑波大学の生物学類出身です。博士課程まで進み、2001年に製薬会社に入社し、研究と臨床開発の部署を経験しました。
しかし、ブドウの栽培とワインの醸造をしたいと思い、会社を退職後、長野で一年半栽培・醸造の研修を受け、今はつくばでワイン用のブドウを栽培しています。

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製薬会社を退職するきっかけはなんだったのですか?

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私は茨城県守谷市の出身ですので、もともとつくばの製薬企業に就職したいと思っていたのですが、意に反して東京に勤めることになりました。
ですが、その東京生活の中で食べ歩きやワインにはまりました。2006年頃でしょうか。
その後、ワインスクールに通い、ワインエキスパートの資格も2007年に取得しました。
仕事もやりがいがあり、とても面白かったのですが、その反面非常に忙しく、これだけ仕事に時間と情熱をかけるのであれば、起業して自分でワインを造ることにチャレンジしてみたいと思うようになりました。
2011年の東日本大震災も、自身の働き方に対する考えが変わるきっかけになりました。

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今ではご自身でワインをつくるために、その前段階としてブドウ用のワインを育てているのですよね?

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今は畑を借り、ブドウの苗を植えて、ワイン造りの準備を進めているところです。
ワイン用のブドウは通常、3年目から収獲を開始できます。昨年植えたブドウは、今年2年目となりますが、成長の良い畑では今年は試しに少し実をならせてみようと思っています。
まだ醸造免許が無いので、ブドウが収獲できたら当面の間は委託醸造でワインを造るつもりです。いずれは筑波山麓に醸造所を設立したいと思っています。

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それは、完成が楽しみですね。実際に作業をされているのは今村さんだけですか?

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普段は私だけですが、人手が必要な苗植えの際はボランティアを募集して行っています。
ボランティアで参加してくださった方々は、ワインができるのを楽しみにしてくださっているので、Facebookにて畑の状況を継続的にお知らせしています。将来的には収獲ボランティアも募集する予定です

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ボランティアの協力あってこそのワイン造りなのですね。今年は何本ほどブドウを植えたのですか?

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2015年に1550株、2016年の予定は1400株程度です。2017年の予定を含めるとトータルで1.5Haに4000株となる予定です。
ブドウの木1株につき、750mlのワインがおよそ2本できる計算なので、将来的には年間8000本のワインを生産することになります。
果実酒の醸造免許の取得が8000本(6000L)以上の生産量からとなるため、それを見込んで植樹計画を考えました。

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いろいろなことを計算されて、ブドウを栽培されているのですね。
ところで、つくばはブドウ作りには適した土地なのでしょうか?

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確かに、夏が暑いので冷涼な北海道や長野といった国内の有名産地には劣るかもしれませんが、十分ブドウはできます。
筑波山麓にはフランスのボジョレーやローヌなどにも見られる花崗岩土壌が分布し、ワインの味わいに期待が持てます。
また、年間を通して東西に風が抜けるので、畝も東西に切っています。
筑波山麓の気候や地質については筑波大学の先生方が詳しく研究をされていらっしゃるので、つくばでの栽培を決意するにあたって研究論文を色々と読みました。

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筑波山麓の花崗岩
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農園から筑波山麓を望む
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やはり、博士課程まで出て、製薬会社に務められていたということで、研究者としての目線も豊富なのですね。
今でも、東京の製薬会社で働いた経験は生かされていると思いますか?

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そうですね。製薬会社に入ったのも、そもそもは何か「もの」を作り出したいという気持ちだったので、ワインに関わる仕事をするなら、ワイン造りに関わりたいと思いました。
東京で働いている時に多くの人とのつながりもでき、仕事の進め方も分かるようになりました。東京で働いたことによる収穫は多かったです。
ただ、やっぱり野菜を食べればつくばの方が美味しいし、車でどこへでも移動できるし、町並みは整っているし、「私にはつくばが合っている」と帰ってきてなおさら実感しました。
総合大学があって、大学出身者同士のつながりもあるのも魅力の一つ。生物資源学類の先生方と、土づくりについての共同研究を始めるという話もでてきています。
長野でワイン造りをする方はこれからもたくさんいると思うので、私はあえて、思い入れのあるつくばで造ってみようかな、と思いました。

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そうだったのですね。
今村さんは、40歳で製薬会社を辞め、ワイン造り一本に絞ったとのことですが、すごい勇気だと思います。
今、若者の中には安定した職を求める人が多いですが、若者たちにひとこといただけますか?

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私がなぜ、今、全力でワイン造りに取り組めているかというと、やはり社会人としての経験があったからです。
製薬会社での勤務はなかなかハードでした。しかし、東京での仕事で納得のできる成果を残せた自分なら、ワイン造りでも頑張れる、そういう自信につながりました。
大切なのは、やりたいことを全力でやることだと思います。特に、若いうちは自分の学びたいことを全力で学んでください。もちろん、遊びも全力で。
無駄になることはひとつもないです。その姿勢が未来の自分に繋がると思います。

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心強いお言葉をありがとうございます。本日はありがとうございました。

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ありがとうございました。ワインの完成をお楽しみにしていてください。

団体名 Bee's Knees Vineyards
Facebook https://www.facebook.com/BeesKneesVineyards/