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私のつくばLife

つくば市内すべての小・中学校で心肺蘇生の普及を目指す 小原公士さん

突然だけど、みんなAED(自動体外式除細動器)って使える? お出かけした先でもし倒れている人がいたら……。人の命や人生にかかわるもの。もしもの時に自分は動けられるか不安フク。今回はつくば市で救急蘇生講習会(PUSHコース)に携わる、筑波記念病院総務課の小原さんにお話を伺ったフクよ。
45分の講習でAEDの使い方が分かるそうフク!

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小原公士さん(34歳)独身
つくば市出身(Uターン)つくば在住歴30年。
大学時代に神奈川県保土ケ谷区へ移住。その後、就職を機につくば市にUターン。

生まれ育った街に貢献したい

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小原さんはつくば生まれつくば育ち、生粋のつくばっ子フクね。大学に通うために神奈川県に引っ越したって聞いたけど、就職先をつくばに決めたのはなぜフク?

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第一に生まれ育ったつくばに貢献したいと思ったからです。長年住んでいた街ですので深い愛着があります。それと現在勤務している筑波記念病院の基本理念「誠意を以って最善をつくす」に共感したことも理由のひとつです。患者さん目線の医療を充実させるために日々頑張っています。

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「周りに声をかける勇気」を伝える

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今回、50名もの小中学校の先生と一緒に救急蘇生講習会(PUSHコース)を受講させてもらったフク。みんな熱心に学んでいたフクね~。この講習会は今年から始めたフク?

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学校の先生を対象にした講習会は今回が初開催になります。1回目は今年の8月に筑波記念病院の職員に向けて開催しました。この講習会は『NPO法人大阪ライフサポート協会』が全国の医療機関などで開催している『PUSHプロジェクト』という心肺蘇生法の普及・啓発活動のひとつです。

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胸骨圧迫(心臓マッサージ)の仕方やAED(自動体外式除細動器)の使い方を専用のキット『あっぱくん』とアニメーションDVD『たたかう!救急アニメ 救え!ボジョレー!!』を使って学んだフク。イラストも多いし実践方式だからとてもわかりやすいフクよ。これなら子どもたちも覚えやすいと思うフク。

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このプロジェクトの一番の特徴は、45分間という短い時間で心肺蘇生の中で最も重要な胸骨圧迫とAEDの使い方を簡単に学べるところです。日本では一年間に約7万人が突然死で亡くなられています。処置が一分遅れるごとに救急率は10%低下してしまう。そのため、周囲の人の早急な処置が重要になるのです。今回学校の先生を対象に開催したのも授業に導入してもらうことで、子供たちに心肺蘇生が普及し、なおかつ命の大切さや助け合いの精神を学ぶ機会にしてほしいという目的があります。フックン船長は心肺蘇生の方法を覚えられたかな?

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バッチリフクよ。救急隊員が来るまでの約6分間、周りの人と交代して胸骨圧迫とAEDの指示通りに電気ショックを繰り返すフク。1分間に100回のマッサージを6分間以上するのは結構大変だけど、これで蘇生率が上がるなら頑張れるフク。ボクが倒れたとき、沢山の人が命を救うために助けてくれたら感謝するフクね。

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うれしい言葉ですね。倒れている人を見かけたら、とにかく完璧でなくて良いので、勇気をもって周りに声をかけ自分たちにできることをしてください。これが一番大切です。皆さんによる素早い対応によって蘇生率が4倍にもあがるのです。

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これを期に市内に活動が広まるといいフクね。開催は小原さんが企画したフク?

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私もお手伝いしましたが、主催者は筑波記念病院の救急科の立川先生と、同じく看護副部長代理の星看護師です。つくば市教育委員会やつくば市役所・市長・市内の小中学校の先生方などさまざまな方のご支援をいただき、このたび開催する運びとなりました。この場をかりて御礼申し上げます。ゆくゆくは研究所や、はたまたほかの市でも希望があれば開催したいと考えています。誰もが心肺蘇生をおこなえる安心した街になってもらいたいと願っています。

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筑波記念病院の救急科の立川先生の指導で胸骨圧迫のコツを学ぶフク。
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今回の講習で使用したCPR(心肺蘇生)トレーニング・ボックスの『あっぱくん』。心臓を模したスポンジやAEDのパッドを『あっぱくん』に付けて実際に1分間胸骨圧迫したフク。心臓は押すと音が出る仕組みになっているけれど、これが意外と固いフクよ……。

筑波記念病院で初のDMAT発足

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小原さんは筑波記念病院ではどんなお仕事をされているフク?

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総務課に所属しています。主に職員の勤務管理・健康診断の実施・レクリエーションの開催など対職員向けの仕事が多いです。

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職員さんがスムーズに勤務するための“縁の下の力持ち”なお仕事フクね。

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そうですね。ほかにも意見箱を設置して時間外の労働環境など働き方についてのご意見をいただき、より勤務しやすいように改善する仕事もあります。厳しいご意見をいただくこともありますので、箱を開けるのに毎回勇気がいりますが……(笑)。いただいた声をしっかりと活かせるように総務課全体で努力しています。また、課のお話ではないのですがフックン船長はDMATって知ってる?

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たしか災害が発生した時にいち早く救助に行く医療チームフク? この前の熊本地震でも多くのチームが出動したって聞いたフクよ。

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さすがフックン船長。ニュースでも名前を度々耳にするので、ご存知の方も多いのではないかと思います。『DMAT(Disaster Medical Assistance Team)』とは、専門的な訓練を受けた医師、看護師などからなる災害派遣医療チームのことです。災害発生直後から現場に入り、生命の危機状態である急性期(約48時間以内)にレスキュー隊の救助活動と並行して瓦礫の下で医療活動をおこなったり、ときには被災地の病院では対応できない重症患者を被災地外へ搬送する広域医療搬送など、多岐にわたる医療的支援が特徴です。

災害発生後、被災地域の都道府県から厚生労働省へ派遣要請があり、そして所属しているDMAT所属医療機関を経て各員に派遣依頼がくることになっています。筑波記念病院も来年からDMATの所属医療機関になります。実は私も日本DMATの隊員なんですよ。

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エッーー!? 医療従事者でも厳しい専門講座の合格が必須だから隊員になるのは超難関ときくフク。小原さんすごいフクね! 筑波記念病院が指定医療機関に入ると、つくば市内でDMATが所属する病院は3病院(筑波記念病院、筑波大学附属病院、筑波メディカルセンター病院)になるフクね!

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筑波記念病院のDMATは立ち上げたばかり。メンバーは医師2名、看護師2名、事務の私の計5名です。今は指定医療機関の資格を県からいただくために、専用の救急車や機材を揃えている最中です。

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フク~徐々に準備が整ってきているフクね。ところで事務は災害時どんなことを担当するフク?

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医療行為以外すべてを担当します。例えば被災地に行くためのルート選定や燃料・食事・休息場所の確保などですね。特に大きな役割は、現在チームがどんな活動をしているかを災害医療病院にいる本部に連絡することです。それにより本部から的確な指示をいただくことができます。

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なるフク。総務課のお仕事と同じく大変だけれど、チームを底から支える大切な役割フクね。

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今後災害時には医療チームとして少しでも被災者の力になれればと考えています。

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被災地でDMATの処置後、交代で現場に入る『AMAT(全日本病院協会災害時医療支援活動班・All Japan Hospital Association Medical Assistance Team)』の資格取得も目指しているんだって。

お気に入りの場所は、学園西大通り

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小原さんのお気に入りの場所はどんな場所フク?

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仕事場である筑波記念病院の前を走る国道408号線です。この道は学園西大通りとも呼ばれ、つくば市の主要幹線道路の一つです。みなさんも必ずと言っていいほど使っていらっしゃると思います。私もよく通りますが、以前駅のそばの『つくば市立吾妻小学校』近くに実家がありましたので特に思い入れが強い道です。この道を通るときには高校時代によく聴いたお気に入りの曲を流しながら思い出にふけったりします。学生時代とは姿が変化したつくば市を眺め、懐かしさと少々の寂しさを感じますね。

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筑波記念病院は2015年秋に新棟が完成し、きれいな外観をながめることができるフク! MAP
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この大通りは秋には街路樹が色づき、ドライバーの目を楽しませてくれるフクよ。

良いと思ったものを取り入れる柔軟な姿勢と教育レベルが高いことが魅力

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最後に、これからつくばへ移住を考えている方へメッセージをお願いするフク☆

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私はまだ独身ですが、つくば市は学校教育が充実しているとの話をよく耳にします。例えば、小学校低学年からつくばスタイル科というつくばの研究所・歴史・国際理解などを学ぶ独自のカリキュラムの導入や生徒全員にiPadをくばり、PowerPointでの自己紹介や市内のほかの小学校とSkypeを通しての意見交換というレベルの高い授業がおこなわれているようです。

また、学校がいろいろなことを柔軟に取り入れる姿勢があるのも魅力ですね。現在私の勤務先である筑波記念病院では、つくば市のすべての小・中学校に心肺蘇生教育(PUSHコース)を導入するための活動をおこなっていますが、それもつくば市教育委員会の柔軟な考え方の賜物と考えています。研究学園都市ということもあり、非常に教育レベルが高いのが絶対的な魅力ですね。

私が結婚して子供ができたときのことを考えると、安心して学校に送り出せると思います。これから子育てというご家族には特におすすめの街です。

おわりに

フックッフック~! 一分間に100回の胸骨圧迫フク。いざというときに自分は行動できるか。人の命を一時でも預かることになるから不安フクね。この講習会はこれからも定期的に開催するそうだから、この機会に参加してみるのもよさそうフク。また日頃からAEDの設置場所をチェックしておくのもいいフクね。つくば市役所のサイトで市内のAED設置場所を確認することができるフクよ。
小原さんは、平日は病院のお仕事、休日は今回の心肺蘇生法の講習会(PUSHコース)の開催・DMATなどの研修会参加・今回PUSHコースを主催された筑波記念病院の立川さんの奥さんが理事長を務める『NPO法人子どものための救命教室』のお手伝いといそがしいけれど充実した日々を過ごされているフク。

実は今回の講習会は開催するまで少しだけ不安があったんだって。心肺蘇生教育を学校で導入することになったら先生方の負担になってしまうのではと思っていたそうフク。でも実際は先生方から「『あっぱくん』を借りられますか?」といった質問や「各学校に一クラス分の『あっぱくん』を常備してほしい」といったご意見も出て熱意を感じて嬉しかったそうフク。初めての試みで大変な部分もあったけど、やりがい以上のものを感じているんだって。小原さんたちの活動が実を結ぶ日も近いフクね。お話を聞かせてくれてどうもありがとうございましたフク♪

団体概要

講座名 救急蘇生講習会(PUSHコース)
※今回の対象者は、つくば市内の小・中学校の先生
開催日時 2016年10月18日(火)14:30~16:30
開催場所 〒300-4221 茨城県つくば市大形1333-1 (つくば市総合教育研究所)
※こちらの開催は今回のみです。
※今後の講座の開催場所については、下記アドレスにてお問い合わせください。
講座についての問い合わせ先 医療法人社団 筑波記念会 筑波記念病院 総務課
ohara@tsukuba-kinen.or.jp (小原様宛て)
電話番号 029-864-1212
参加費 無料
WEBサイト http://www.tsukuba-kinen.or.jp/