茨城県つくば市のシティプロモーションサイト

私のつくばLife

オリーブ栽培で地域活性に貢献したい 杉原洋子さん

今回はオリーブ栽培を通して、故郷を活力あふれた豊かな地域にするための活動をおこなっている杉原さんにお話を伺ったフク♪

001.jpg
杉原洋子さん(61歳)つくば市出身(Uターン) つくば在住50年。
家族構成はご本人、ご主人の2人暮らし。子供さん3人は独立。
Tsukuba Olive Clubの仲間たちとオリーブ栽培やワークショップ開催など、とにかくチャレンジをモットーにバイタリティ溢れる活動を展開!

心はいつも故郷を想う

icon_f.jpg

杉原さんは元々つくば市の出身って小耳に挟んだフク。

icon_spk.jpg

根っからの筑波生まれ、つくば育ちです。4歳まで筑波山神社参道(つくば道)の築150年ほどの『大越邸』で育ちました。明治時代には旅籠として使われていた古民家です。
結婚後主人の海外留学で日本を離れるまで、人生の大半をつくば市で過ごしてきました。フランスでの暮らしを楽しみつつも、思い出すのは故郷のこと。筑波山に似ている丘陵地帯を『アルザス筑波』 と呼んだりもしていました。つくばを中心に生活の基盤ができていましたので、帰国後もほかの街に引っ越すことは考えられませんでした。

実家と地域の再生を考え抜いた結果がオリーブ栽培だった

icon_f.jpg

2013年にTsukuba Olive Clubを結成したフクね。
つくばでオリーブ栽培を始めようと思ったきっかけって?

icon_spk.jpg

瀬戸内海出身の叔父からオリーブ栽培を勧められたこと、友人で後にクラブを一緒に始める鈴木さんが漬けたつくば産オリーブの浅漬けのおいしさに驚いたことの2点がきっかけとなりました。
長いこと空き家で荒れ放題だった実家と高齢化が進む故郷を元気にするためにはどうすればいいか私は悩んでいました。

相談を持ちかけた叔父からオリーブ栽培を勧められ、栽培について調べていくうちに大越邸のある標高220メートル付近は、高度があがるほど気温が上昇する逆転層の影響でオリーブ栽培に適している環境であることを知りました。
そしてあらためて市街地を見渡すとガーデニングの影響もあり、街中でオリーブの木を育てているお宅が多いことに気づいたのです。「つくば産の美味しいオリーブを食べてみたい。」オリーブを育てて皆で味わうことで住民同士交流を深め、ひいては街の活性につながるのではないかとひらめきました。いろいろな方の協力をいただき、2013年満を持して友人たちと『Tsukuba Olive Club』の結成に至ったのです。

icon_f.jpg

なるフク! 福来みかんと同じくオリーブの生育にも適した条件が整っていたフクね。栽培はどこでおこなっているフク?

icon_spk.jpg

現在、菅間地区にお借りした約400平方メートルの畑と大越邸の庭で計10本のオリーブの木を試験栽培しています。
まだまだ経験が少ない私たちですが、知恵を出しあい「ひとまずやってみよう」をモットーに栽培しています。ダストボックスを活用したお手製貯水槽にはストッキングでゴミよけフィルターを取り付けてみたり、霜よけの敷き藁が風で飛ばないように縛り方に工夫を施してみたりと試行錯誤の繰り返しです。でもどんな結果になるのか想像すると楽しいですよ。
オリーブの実がなるまでにはあと数年の歳月がかかりますが、木はすくすくと順調に育っています。将来はオリーブガーデンができるまでに規模を広げ、栽培を通して人々の交流が盛んな地域になれたら嬉しいですね。

003.jpg
オリーブ栽培を市内に普及させ、つくばの特産品として根付くようにしたいと意気込みを聞かせてくれたフクよ。
002.jpg
風や日差し、温度など育てやすい環境を調べるために数種類のオリーブを実験的に栽培しているんだって。

築150年の古民家を活用したワークショップ

icon_f.jpg

市内でも稀少な古民家のひとつである大越邸をクラブハウスとして活用しているフクね。

icon_spk.jpg

はい。月1回の会合のほかにも、イベントを開催しています。
縁あって法政大学で建築計画・設計を学ぶ『赤松佳珠子研究室』の協力のもと年2回(4月1日と11月1日)の『筑波山神社御座替祭(おざがわりさい)』を中心に『筑波山茶屋』として一般開放できるようになりました。
また、4月頭につくば道で開催される地域活性イベント『ゆけゆけ、乙女のつくば道』や秋の『筑波山麓秋祭り』への参加も活発におこなっています。こちらではとれたてのオリーブの葉で作ったオリーブ茶や浅漬けの提供とステンドグラスづくりや切り絵のアートワークショップ、パレスチナの女性たちへの支援活動の組織『サラーム』を通して輸入した手刺繍の作品を販売しています。毎年楽しみにしてくださっている方がおり、私たちも元気をいただいております。

004.jpg
ワークショップとして大越邸に訪れた人に障子を好きなように貼ってもらい完成させたそう。
筑波山やオリーブなどさまざまなモチーフが見えるフクね。光を通しキラキラと輝く美しさに、つくば道を散策中に思わず足を止める方も多いそう。
005.jpg
『筑波山鳥獣戯画』
クラブメンバーの三宅さんの娘さんが、通っていた女子美術大学日本画専攻の仲間たちと描いた襖絵フク。筑波山で祀られているイザナギノミコトとイザナミノミコトにオリーブと福来みかんが捧げてられているフクね♪

街そのものが芸術作品!?

icon_f.jpg

休日はどんな過ごし方をしているフク?

icon_spk.jpg

つくば市内には有名建築家が設計した建物が数多く存在していることを知っていますか? つくばのランドマーク的存在の『つくばセンタービル』や『ノバホール』は世界でも著名な建築家の一人『磯崎新さん』の作品ですし、『つくばカピオ』はニューヨーク近代美術館新館を設計した『谷口吉生さん』の作品です。
環境デザインとして機能、構造もしっかりと考えられた建物を見るのが好きで『NPO法人つくば建築研究会』が出版している『つくば建築フォトファイル』を片手に市内の建物ツアーに出かけています。大越邸のように昔ながらの住まいの味わいと伝統工法を感じる古民家もいいですが、近代的な建築物もまた違った魅力を感じますね。

つくば中央公園の池畔は癒しの空間

icon_f.jpg

杉原さんのおすすめスポットはどんな場所フク?

icon_spk.jpg

つくばエクスプレスの終点つくば駅そばに広がる『つくば中央公園の池』をおすすめします。H-IIロケットや『つくばエキスポセンター』でも有名な場所ですね。車の通行を気にすることなく、緑の中を小鳥のさえずりを聞きながらゆったりと歩ける憩いの場です。移築されている『さくら民家園』で休んだり、ベンチに座りながら時間を気にすることなく池を眺めるものいいですね。 池の近くには『つくば文化会館アルス』という複合文化施設があり、『茨城県近代美術館』つくば分館の『茨城県つくば美術館』や『つくば市立中央図書館』で構成されています。気軽に芸術に触れられる貴重な場所ですね。次はどんな美術展が開催されるか楽しみにしているんですよ。

icon_f.jpg

頻繁にイベントが開催されるペデストリアンデッキを通って『洞峰公園』にも出かけられるフクよ。みんなも行ったことがあるフク? 
つくば国際会議場(通称エポカルつくば)』の横の桜並木は、お花見スポットとしても名高いフク。

006.jpg
池の畔にある『彩霞燈(一色邦彦)』という彫刻は、フクロウを肩に乗せている知の女神ミネルバ(オリーブでアテネを救った女神)のようで、大好きな場所なんだって。
007.jpg
『さくら民家園』は大角豆(ささぎ)地区にあった江戸時代後期の農家住宅を移築したものフク。
普段は無料開放されていて、中ではかまどで沸かしたお茶をいただけるフク♪ 管理スタッフの方のお心遣いに胸が熱くなるフクね。MAP

顔の見えるスモールコミュニティから初めて見よう

icon_f.jpg

これからつくばへ移住を考えている方へメッセージをお願いするフク☆

icon_spk.jpg

科学の街つくばは、人と自然に恵まれたクリエイティブな街です。勇気をもって初めてみるとたくさんの方が手を差し伸べてくれていることに気づくでしょう。
私たちもオリーブ栽培を始めてから大学の先生、ゼミの学生、ご近所さん、市内外の多くの方に支えられてきました。つくばは豊かな人材であふれ、仲間や先生に出会いやすい場所です。SNSを使い大規模に活動するのもいいですが、まずは直接会って信頼関係を結ぶことから始めてみてください。ぜひ顔の見えるスモールコミュニティを作り、ワクワクドキドキすることをみつけて楽しく暮らしましょう!

おわりに

杉原さんとメンバーの皆さんにお話を伺っていて、つくばでは奥さんたちもパワフルに活動している方が多くて驚いたフクよ! 以前ご紹介した『島田さん』や『五十嵐さん』もお仕事や子育てに取り組みながら、興味のある分野に挑戦して自分らしく生き生きと過ごされていたフクね。これはボクたち男性陣もうかうかしていられないフク。

つくばは何かをスタートさせるには知識も人材も恵まれている街フク。4名から始まった『Tsukuba Olive Club』も今や8名にまで人数が増え、活動もどんどん活発になっているそう。当初は地域の方から「ここでのオリーブ栽培は難しいのでは」と言われたこともあったそうだけど、今ではアドバイスや手助けをしてくれるようになったんだって。杉原さんたちの頑張りを暖かく見守ってくれていたフクね。
筑波山麓エリアの特産と言えば『福来みかん』が有名だけれども、今後はオリーブの商品を見かけることも多くなる日も近いフク!? これからの杉原さん達の活動に注目フクよ!

団体概要

団体名 Tsukuba Olive Club
活動内容
  • 交代でオリーブの世話を行っています。
    月1回の交流会のほかに瀬戸内海小豆島など
    オリーブ栽培にまつわる地域への研修に行くことがあります。
  • 筑波山神社御座替祭(おざがわりさい)』での大越邸公開(毎年4/1と11/1)。
  • ゆけゆけ、乙女のつくば道』・『筑波山麓秋祭り』での手作りお菓子の販売、
    ワークショップの開催。
  • パレスチナの女性を支援する会『サラーム』の刺繍製品の販売。
    オリーブの日(3月15日)にちなみ、3月中旬にガーデンパーティー開催など。
    また、オリーブ関連の食やアートも楽しんでいます。
  • 詳しい活動については会員として活動している
    筑波山グリーンツーリズム推進協議会』サイト
    または『公式サイト』をご覧ください。

開催場所 筑波山麓のオリーブ畑または大越邸
備考 ワークショップへの参加、サラームの刺繍製品購入希望の方も
下記お問い合わせよりお気軽にご連絡ください。

2017年3月18日(土)に中菅間のオリーブ畑にてガーデンパーティを開催します。
詳しくは、公式WEBサイト内『今月のニュース』にてご確認ください。
時間:10:00-15:00
参加費無料
集合場所:つくば市中菅間1389番地1号・4号・5号。MAP
ぜひ遊びに来てください。

お問合せ https://t-olive-c.jimdo.com/お問合わせ/
※上記ページ内のフォームをご利用ください。
ブログ http://tsukubaoliveclub.bangofan.com/
WEBサイト https://t-olive-c.jimdo.com/
つくプロ!